実は、私が (日本橋三越での展示会のために) 東京へ出かける一週間前、K女史が亡くなられたと電話連絡がありました。
私、その2日前に、彼女宅へお邪魔して、いつものように食事をし、長い間お話しをしていました。そして、いつものように、駐車場で手を振って見送ってくださったのです。
それなのにどうして???
お元気だったじゃない! どうして???
私は嗚咽しました。そしてそれからもずーと泣いていました。
彼女は亡くなる2週間前に東京銀座で90歳最後の個展を開催しました。交際の広い方だったので、大勢の方たちが来られたそうです。
そのお話などを嬉しそうに幸せそうに話してくれました。
私はお話をしによく伺っていました。「一緒に食事しましょう。いらっしゃいよ。」って。
本当に色々な話をしました。こんなに私が話せる方は居ませんでした。大切な方でした。
今は、ポカッと心に穴が空きました。
でも、彼女の人生の締めくくりは、素敵だと思います。
東京銀座での個展を済ませ、たくさんの人たちに会い、お礼を言って、後片付けも済ませて、ご自分の希望通り、一人で暮らし、家事も全てこなし、最後も一人自宅で亡くなった。彼女の希望通りでした。
あっぱれとしか言いようがありません。
私が30歳の時に仕事関係で知りあいました。それから40年の間、私の辛かった時、嬉しかった時、様々なシーンの中で、、、いつも心を寄せてくれました。
49日が経ちました。
なぜかずーとやる気がしない毎日でしたが、そろそろ、現実を受け止めねばと思います。
そして、また以前のように生業を頑張ろうと思っています。
K女史との最後の最後の「さようなら」です。また泣いてしまいます、、、。
下記のブログは、K女史のことを書いています、ぜひ、読んでいただけると幸せです。